ロクアレ
九話の例のシーンから
どうしてもアレルヤをヤンデレ属性にしたいらしいorz
ぼんやりと浮びあがった影に俺は目をこらした。
アレルヤ?
常とは逆さまの隻眼は爛々と輝いている。
ルナティックに染まったその眼は彼であって彼ではない。
お前は誰だ?
問いに答えることなく、奴は愉しげに唇を歪め、
こう言った。
はじめまして、ロックオン・ストラトス
―――――そしてさようならだ。
ああ、振りあげられたクレシェントを避ける術はあるのだろうか
ねぇ、いつからかな
ぼくがひとりぼっちではなくなったのは
きみがぼくのところにきてくれたのは
いつだったかな
ねぇ、ハレルヤ
どうか、かみさま
ふたりを引き裂かないで
ミドリイロに濁った視界の中からぼくは世界を見渡した。
ガラスの向こう側では白い服をまとった人間達が
こちらを見つめる。
遠くで、同胞たちの悲鳴が聞こえる
泣かないで ぼくは だいじょうぶ
ぼくは声にならない叫びとともに
ごぽり、と水泡を吐き出した